ナナの漫画徒然日記 その15(私は悪役令嬢なんかじゃないっ!!闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ1)

どうもナナです。今日読んだのはこちら『私は悪役令嬢なんかじゃないっ!!闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ1』です。

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おすすめ度【76】

あらすじ

とある事件のせいで生涯を終えた桜。自分の人生こんなものか……と落ち込んだのもつかの間、気づけばかつて読んでいた小説の世界に、悪役令嬢のクローディアとして転生していた! しかも、闇の精霊王の加護を持つ彼女は人々に嫌われ、最期はヒロインに殺される運命で!? 前世でも今世でも破滅エンドなんて嫌! なんとかシナリオを変えるべく、行動を開始したけど――? 悪役令嬢の汚名返上サクセスファンタジーコミカライズ、待望の第1巻!

 

総評・感想

今回のはちょっと前に流行った「悪役令嬢に転生しちゃいました」シリーズですね。(いやまだ廃れてませんし、アニメ2期決まってますしね(笑))

闇の精霊王の加護を受けてるがゆえに、自分だけが黒髪・黒瞳・褐色という何ともおいしい3要素になるクローディア。例のごとく破滅フラグが立っているので、そうならないように立ち振る舞う姿がとても健気です。

おすすめ度が若干低めなのは、舞台であるレイシア王国では全ての人が精霊の加護を受けており、国民一人一人に適正がある闇の精霊王の加護を授かった人は国を亡ぼすだけの力を持っている。といったいわゆる力に格差があって当然なことを国民は知っているはずなのにこの反応になるのがとても違和感があるからです。

こんな力持ってるならそれこそ、本人目の前にして「ヒィッ」なんて声あげたら返って殺して下さいって言ってるようなもんです。ヒソヒソ「不気味ねぇ」とか噂してるけど、これもクローディアが優しいからですよね?

といった感じで、序盤が恐るべき力を持ってる人に対する周囲の反応が不自然過ぎます。分かってはいても多少イラッとくる部分は好みがわかれてくるところかもしれません。

 

背景や人物描写は丁寧でわかりやすく、クローディアを5歳・10歳・14歳で描き分けるのは不二原理夏先生大変だったんじゃないかなと思います。途中からは悪役令嬢ものらしく、メインヒロインの登場で、こちらも本来の主人公クローディアに対して残念ヒロインになってる分かりやすい構図です。(悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される で見たような展開だなぁ ↓にリンク貼っときます) 

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 1 - マンガ(漫画) ほしな/ぷにちゃん/成瀬あけの(B's-LOG COMICS):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

明日(2021/1/22)に2巻も配信されるので、そちらも併せて読んでみるとより面白いと思います。この手の展開は基本スッキリエピソードにまとめられている流れになるので、この後に期待ですね。

でわでわ~