ナナの漫画徒然日記 その4(これがいわゆる表紙詐欺というやつなのか…)

どうもナナです。

今日読んだのは『異世界に来た僕は器用貧乏で素早さ頼りな旅をする1』です。

タイトルにある通りで、表紙絵はいいけど、内容が微妙っていうやつです。(俗にいうサークルカット詐欺)

bookwalker.jp

おすすめ度【29】

異世界ものなので、ちょっとワクワクしながら読んだのですが正直言います超微妙です。と言うより、まず私からは人におすすめしないものですね。

あらすじ

アルバイト中に強盗に襲われ死んだ主人公上代朝霧(以下:アサギ)は、気が付くと異世界に転移していた。初めて出会うモンスターに初めてする野営と初めてだらけの異世界でもなぜかなんとかできてしまう。街の冒険者ギルドでステータスを確認すると、素早さだけが異様に高くまた謎のユニークスキル【器用貧乏】があった。

総評(感想)

ネタバレを避けつつお話しますが、

まず漫画のコマ割の仕方が単調です。しかも基本見開き半ページを3~4分割してそのうち1~2つが半分に割れる程度。それが8割ぐらい続くので漫画ド素人の私でもナニコレ?って気になってしまうレベル。

 

次に設定不足。

どこがって言われるとほとんど全部なのですが(笑)

まず気になったものが、戦闘中に慌てて逃げてる⇒何故か逃げる途中で木の棒を拾えてる⇒更にその棒を持っていたカッターで削って武器にしてる(この時点で既にぶっ飛び過ぎですが)⇒それで追いつかれたが敵を倒す。

もうどこからつっこめばいいのか分かりませんww 

だって素早さだよりなのは街に着くまでの部分だけで、その先素早さだよりじゃなくて普通に攻撃とか防御とか上げて運も高い。冒険をしていくなかでいろいろとサバイバルとかできちゃってるけど、何がどう『器用貧乏』なのか分かりません。できないことないじゃん、普通に魔法もいけるし、専門家には敵いませんってところがいまいち分かりづらいと感じるところが多々あります。

 

街に着くと、見慣れぬ旅人が来たのに名前だけ聞いて、モンスターから逃げてきましたで簡単に街にはいれる(というかはいれちゃう)し、ギルドとかそういう説明が一切無いまま知ってるだろ前提で冒険者登録するし、ランクとか制約とか依頼とかの話を何もないまま登録できるし、唐突にヒロイン登場するし、悪役の登場の仕方もわけわからんし、「たわわに実ったプリン」のルビが「おっぱい」ってなんだし、剣刺して土を相手に掛けて目つぶしするとか何なの??

道端と言いつつ、屋台が出てるとこから徒歩1分で雑木林みたいなところだし、アサギに声聞こえる程度の距離なら街の奴らで野次馬の1人や2人いるだろ、とか挙げだしたらキリがないです本当。

 

でもって画力不足。

まず人の伸長が安定しない。アサギの頭が門兵さんの首に届いてない(つまり成人男性のアサギより20~25㎝ぐらいでかい)のに、その門兵さんは街の冒険者のなかで一番伸長が低いように見えた。(つまり冒険者はアサギが仮に日本人の平均身長170㎝程度と考えると、220~230ぐらいの大男ということになる。)仮に冒険者だからガタイが良いということで辻褄を合わせるとしても、次のページでアサギとほぼ同じところに顔があったりと安定してません。

また、ヒロインであるダニエラの服もコマによっていくつかパターンがあります。(ヒロインだけは可愛いからこそ残念でしょうがないんですが)表紙も含めて胸の真ん中に筋(線)が入ってますが、その線が左右の胸の下乳の下に出たりなくなったりとページによってかわったりします。他にも下げていたショルダーバックが次のページで突然消えたりと落ち着きがありません。あとは右肩からパイスラッシュ(巨乳の方がシートベルトとかショルダーバックつけるときになるあれ(笑))していたのが、急に左肩からのパイスラッシュになっていたりとせわしないです。

 

漫画に関しては素人な私が言いたいこと書いておいてあれなのですが、何でこれ編集さんはOKだしたの??会社どこだよ~って思ったらまさかの集英社でした。てかヤングジャンプコミックスって表紙に書いてあったし(笑)

 

ということで、まぁここま書きましたがまとめると読む価値はないかなぁ(笑)】というところですね。

ネタとして見てみようならいいですが、そしたら試し読みで十分です。

原作あるらしいので、そちらであれば大丈夫なのかな。読んでないので何とも言えませんがぶっちゃけそのレベルです。

ボロクソに書きまくってて、作者の先生に申し訳ないなーと思いつつ、こういうのはGOを出した編集が悪いよねって責任転嫁しつつ今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

 

でわでわ~