ナナの漫画徒然日記 その35(追放された万能魔法剣士は、皇女殿下の師匠となる@COMIC 第1巻)

どうもナナです。今回紹介するのは『追放された万能魔法剣士は、皇女殿下の師匠となる@COMIC 第1巻』です。

 タイトルからもとっても分かりやすい内容となってる作品です。

bookwalker.jp

おすすめ度【69】

あらすじ

万能な剣士と孤独な少女ーー二人の出会いが国の行く末を変えていく、宮廷冒険ファンタジー! 待望のコミカライズ第1巻!
描き下ろし特別漫画 & 原作・軽井広先生による書き下ろし小説をW収録!


【あらすじ】

騎士団【パーティ】から追放された魔法剣士ソロンは、恩師に皇女・フィリアの家庭教師を紹介され、師匠になることを決意する。
自分に憧れて生きてきたというフィリアは、半幽閉され孤独を抱えていた。
唯一信用できる侍女・クラリスが行方不明になっていたことを知り、ソロンはクラリスを救出するために作戦を立て、脅迫状通りに指定場所に向かう。
そこでフィリアが隠したがっていた〝秘密〟を知ることになる――

(C) Sen Nakihara / Hiroshi Karui

総評・感想

 今回の漫画は「実は俺有能でした」系の作品です。この系統の作品は主人公を軸にして二つのグループに分かれます。

①、主人公を無能だと罵り追放、罵倒、場合によっては殺そうとする(またはそう思ってなくても気が付かない・止められない)グループ

②、主人公の有能さを知っていて擁護するグループ

 

 更に作品を分けると、この後主人公が追放になった(クビになった)パーティーと同じもの「ダンジョン攻略や魔王討伐、冒険者稼業等」を目指すのか、「辺境でスローライフや領地経営、農業、錬金術」を目指すのかによっても違います。

 「実は俺有能でした」系の作品は主人公が抜けたことによって元いたパーティーがどうなったのか主人公が抜けたことによって本来の自分の才能に目覚めて悠々自適の物語を紡ぐことができるか、のどちらかが醍醐味ではないかと思います。もちろん両方とも混ぜてくる作品も多々あります。

ちなみに今回は前者が強め(筆者比で8:2程)の混合パターンです。

 

 得点について軽く触れますが、低い理由の一つに魔法剣士が凄くないという理由が見当たらない点です。もちろん冒頭部分でパーティーメンバーが説明してくれてるのですが、能力的に凸ってないと駄目というのが理解できません。もちろん物理特化や魔法攻撃特化も必要ですが、いろいろな戦闘において万能型も必要なのは普通では?と思ってしまいます。簡単な例を挙げると勇者は✖、戦士、魔法使い、武道家、僧侶は〇ってことですよね?

 主人公が追放された理由はほかにもありますが、今後の展開としてはある程度理不尽に追放されないと元パーティーの内部分裂が起きないので、このあたり(の点数)でよかったのかなって思ってます。

 絵や人物はとても丁寧でヒロイン含めて女性キャラは綺麗&可愛いです(大事)

流れもクビ→恩師のもとを訪ねる→皇女殿下の師匠と王道と言えば王道の道筋だったので、特に違和感もなくスッと入ってくる感じです。

 まだ1巻だけなので高得点はなかなか付け難いというところはありますが、今後に期待という作品ですね。

 それでは今回はこのへんで

でわでわ~