ナナの漫画徒然日記 その30(王立魔法学園の最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~)

どうもナナです。今回は『王立魔法学園の最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~3』の紹介です。

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おすすめ度【89】

あらすじ

貴族に生まれた者のみが使える神秘、魔法――。貧しい出自で虐げられた生活を余儀なくされる幼き少年・アルスだったが、ある日、自分に魔法の才の宿る『呪われた血』であることに気がつく。暗殺者に拾われ、裏社会の魔法師として鍛錬を積んだアルスは15歳になる年に『王立魔法学園』入学を勧められることに…。

総評・感想

 今回の作品は若干のタイトル詐称が入ってます。多分正確に言うと「王立魔法学園のカースト最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~」なんだと思います。

 作品の属性としては「チート」で「ファンタジー」で「ちょいエロ」で「学園もの」で「剣と魔法のバトル」といったところではないでしょうか。

 主人公は貧困街いわゆるスラムで虐げられた孤児で、そこで王国の裏組織(護衛から暗殺までこなす便利屋)のリーダーに拾われます。と、ここまではラノベ界隈あるあるのごく一般的な感じです。

 私的に高ポイントだったのは3点。

・1つ目、ストーリー展開がお約束だけど王道ゆえに理解しやすい点

 どうしても導入部分はその世界の説明だったり、主人公の特性だったり状況説明が長くて世界観に共感できないまま1巻が終わる作品が多いのですが、そのあたりは流石柑橘ゆすら先生といったところでしょうかね。舞台設定が王道ゆえにちょっとラノベや最近の異世界ものをかじっていれば簡単に分かる内容になっています。

 

・2つ目、チート主人公だけど鼻にかけない性格だけど無欲鈍感ではない点

 チート系の主人公でありがちのチートを駆使して調子に乗ってヘマするであったり、やたらヒロインに好かれるのに鈍感で気づかないや性欲ないのでは?というレベルのものだったり、コレジャナイ感のする主人公ではないというのが、読んでいて気持ちいいです。

 

・3つ目、ちょいエロ

 ごめんなさい。これは完全に私の趣味ですが(笑)ヤングジャンプ作品なので普通に乳首権が発動してます。まぁ娯楽が少ない世界で男女がそういう仲になったのに、手繋いで終わるとか有り得ないでしょ?イチャイチャがあればチュッチュやずんぐりむっくりがあって然るべきと思ってます(力説)

 

以上3点がなかなかに素晴らしい作品ですね。欲を言うなら、せっかく学園ものとしているので、もう少し学園内でのやり取りに重きを置いてもらいたいというのが個人的な感想です。現状3巻までで事件っぽい事件が全て校外で起こってますので、そのへんがあればいいな~と思いつつ次回に期待というところですね。

それでは今日はこのへんで

でわでわ~