ナナの漫画徒然日記 その24(真の実力はギリギリまで隠していようと思う)

どうもナナです。今日読んだのは『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』です。

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おすすめ度【82】

あらすじ

名もなき女神を最高神にするため、“無能のユノ”は隠してきた本気を出す!

神と契約しスキルを得ることができる世界。
生まれた直後に《ゼウス》という名の神と契約してしまったユノは、強すぎる力の制御に精一杯で、いつしか『無能』と呼ばれるようになっていた。
しかし、ひょんなことから入学することになった魔法騎士学園で、自分と同じく『無能』と蔑まれる名も無き神との運命の出会いを果たす。
その女神と契約し【アテナ】と名付けたユノは、彼女を最高位の神にしようとひそかに決心し、ちょっとだけ本気を出す覚悟を決めるのだった……!

総評・感想

 今回のはあらすじでほぼその通りですが、『なろう系』の『異世界』もので『実は主人公チートでした系』(以下:実は系)です。異世界転生でなく剣と魔法がある世界観。それと設定が案外ガバガバしてます(笑)

 いくつか簡単に触れていくと、この手の「実は系」の漫画は

①、何かしらの理由で能力が封印されている。

②、チート性能をその世界では鑑定・感知・評価されていない

③、新しい組み合わせや成長によってチート性能を発揮する

④、チートな人物(神・存在X・人等)・アイテム・スキルのいずれかに出会うor所有する

⑤、前世の知識を所有しているor元最強(剣聖・賢者・魔王等)の転生体

このへんにだいたい分類されるのではないでしょうか?

 ①~③は後々強さが発揮されて④と⑤は初期からTUEEEが王道です。ちなみに今回のはに該当します。このような漫画は基本スッキリ形式なので、読んでいて清々しいです。特に頭を使って考えたりする部分が少ないのでスラスラ読めてしまう分、設定をしっかりしないとツッコミの嵐になってしまうのが目に見えています。

 おすすめ度の話からいきますが、先に述べたようにスッキリストーリーなので私的にはおすすめ度高めです。絵も丁寧だし、女性陣が可愛い(これ重要)しと文句なしなのですが、90台にいかない理由が設定がガバガバなこと、主人公が実力を隠す理由がよくわからない、という2点になります。

 

(※ここからはどうしても私が気になってしまったので言いたい事です。若干のネタバレも入るので気になる人はスルーして下さい。)

 『実は系』の王道で「成人になったらスキルや職業を授かる」とか「生まれた時から適正属性がある」とか「魔法を使う為に体の一部に印が現れる」とか「魔法印の種類」「瞳の色」「魔力質」といった千差万別あります。今回は『神様と契約したらスキルを授かる』というもので、無名な神と契約すると将来が危ぶまれる、というもの。ここでそのまま読むと神と契約出来るのは一生に一度なのか神の有名無名とは何なのか、という疑問が出てくるのですが、主人公がいとも簡単に両方ぶち壊します(笑)

 2人目の神と普通に契約するし、名前神様に付けるしで、あれ?そんな簡単に契約とか名づけってできるものなの?という単純な疑問が出てきます。(まぁその神様可愛いからいいんですけどねw)それこそいくらでも神様と契約できるなら、某ダンジョンに出会いを求めている系漫画も真っ青な設定です(笑)

 こういった能力の設定があいまいなままにしておくと、なんでこいつらそれしないの?という疑問が最後までつき纏うので、そこを気にしないよって人には問題なく読める作品だと思います。

 それではこのへんで、でわでわ~